「世界の蒸留酒は大きく分けて(1)糖質原料から造ったもの、(2)デンプン原料から造られたものに分けられます」
琉球泡盛 初心者の為の漫画のテキスト↓↓
「世界の蒸留酒は大きく分けて糖質原料から造ったもの、デンプン原料から造られたものに分けられます」
(1) 糖質原料
糖質原料
- ブランデー(ぶどう)
- カルヴォトス(りんご)
- キルシュ(さくらんぼ)
- ラム(糖蜜)
- ランバノフ(やしの樹液)
- エルヒ(馬乳)
- テキーラ(りゅうぜつらんの茎)
- 日本の焼酎甲類(糖蜜)
(2) デンプン原料
デンプン原料
- 泡盛を含めた日本の本格焼酎(米、大麦、そば、甘露など)
- 中国の白酒(コウリャン)
- 韓国の焼酎ソジュ(米や雑穀)
- 東部ヒマラヤ地方のロキシー(シコクビエ、米、玉蜀黍)
- モルトウイスキー(大麦麦芽)
- グレーンウイスキー(玉蜀黍、大麦麦芽)
- カナディアンウイスキー(ライ麦、大麦麦芽)
- アメリカンホイートウイスキー(小麦、大麦麦芽、玉蜀黍)
- バーボンウイスキー(玉蜀黍、大麦麦芽、ライ麦など)
- ウォッカ(玉蜀黍、大麦麦芽、ライ麦など)
- ジン(ライ麦、玉蜀黍、大麦麦芽、杜松の実など)
「デンプン原料の酒を見て分かるように、西洋の蒸留酒は原料のデンプンを糖化するのに大麦麦芽を使うのが特徴で、これに対し、東アジア諸国では穀類にカビを生やして造った麹を使うのが特徴です。
他にも、色の有無によって、白色蒸留酒・濃色蒸留酒といった分け方もありますが、これは貯蔵容器に木樽を使ったかどうかという違いによるものです」
「泡盛はその歴史の長さや、味や香りのよさ、古酒として熟成を続け酒質が向上していく奥深さ、どれをとっても世界に引けをとりません。知れば知るほど味わい深くなっていくお酒ですね。」